Medical guidance 診療内容

ホワイトニング
Tooth whitening
きれいな色の歯はとても良い印象を与えてくれます。歯を見せて笑うことに抵抗もなくなるため、自然な笑顔を作ることが出来るようになります。
歯のホワイトニングとは歯の色そのものを白くする方法です。歯の着色・ステインを除去するクリーニングとは異なります。
① オフィスホワイトニング
歯科医院で行う方法
② ホームホワイトニング
ご自宅等で行う方法
③ デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法
① オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは歯科医院で行うホワイトニング法です。
有資格者である歯科医師・歯科衛生士が施術を行います。
オフィスホワイトニングの流れ
  • お口の中の状態の確認を行います。
  • 専用機械を用いて表面のクリーニングを行い、
    ホワイトニングの薬剤が浸透しやすい環境をつくります。
  • 歯肉の保護を行った後、歯のホワイトニングを行います。
  • 歯の表面にフッ素やミネラルパックをおこないます。
オフィスホワイトニングはホームホワイトニングよりも高濃度の薬液を使用することが出来ます。歯がしみるなどの副作用がでることもあるため、一度に白くなる度合いに限界がありますが速効性があります。一般的に1~3回程度で効果を実感される方が多いです。有資格者が行うため、色ムラなどのトラブルが起きにくく、きれいな仕上がりになりやすいです。
結婚式など大切な日のために短期間ですぐに歯を白くしたいときにお勧めです。

オフィスホワイトニングはホームホワイトニングと比べて効果期間が短いことがデメリットとされています。一般的に施術から3ヶ月程度経過すると徐々に元の色に戻り始めますので、ご自身のご希望の色に合わせて定期的に継続することが理想とされています。
歯のホワイトニングの症例
患者情報:30代 男性
施 術 :オフィスホワイトニング
使用薬剤:オパールエッセンス ブースト
施術日数:1日(1来院で3回薬剤塗布)
当院では、歯のホワイトニング「opalescence.jp クリニック」
登録しています。
② ホームホワイトニング
ホームホワイトニングはご自宅で行うホワイトニング法です。

ホームホワイトニングの流れ
  • お口の中の状態の確認を行います。
  • 専用マウスピース用の歯型をお取りします
  • 後日、専用マウスピースと薬剤をお渡しします
  • ご自宅等にてご自身でホワイトニングを行って頂きます。
歯科医院に通わずに、自宅で専用のマウスピースを装着して、歯を白くするのがホームホワイトニングです。マウスピースは歯科医院で型取りして作成しますが、それ以降は自宅等で対応できます。マウスピースの作成と薬剤の処方を受ければ、読書中などの隙間時間にご自身時間に合わせていつでもできることがメリットです。既製品のマウスピースですと、薬剤が漏れて歯肉を痛めたり、薬剤が均一にいきわたらずに色ムラができたりなどのことが起こりますが、歯科医院で専用のマウスピースをお作りしますので、ご安心ください。
ご自宅では、歯科医院で処方されたホワイトニングの薬剤を専用マウスピースに注入し、一回あたり1~2時間程度装着します。ホームホワイトニングで使用されるホワイトニング剤は、オフィスホワイトニングよりも濃度が低いものですので、個人差はありますが、白さが定着するまでマウスピースの装着を2~3週間かかるといわれています。効果が実感できるようになるまで時間がかかりますが、オフィスホワイトニングよりも白さが長持ちすることがホームホワイトニングのメリットです。効果の持続期間一般的には6ヶ月~1年程度と言われています。マウスピースの変形などにより効果が出なくなることもありますので、定期的なチェックを受けることが大切です。
③ デュアルホワイトニング
歯科医院で行うオフィスホワイトニングとご自宅等で行うホームホワイトニングの両方を併用する方法です。オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのデメリットを補いあうことができるので、短期間で白さを実感でき、また長期的に効果を感じることができます。
④ ウォーキングブリーチ
ウォーキングブリーチとは、歯の神経をすでに取り除いている歯で、歯の色が暗く変色している場合に行うことができるホワイトニングの方法の一つです。
※ウォーキングブリーチは神経が生きている歯に対しては行うことはできません。
歯の色は人それぞれですが、「歯の神経がない」「歯の神経が死んでいる」などの歯の神経の有無によって歯の色が灰色っぽいようなくすんだ色に変化することがあります。お口の中で1本だけでもこのような状態になっているとその歯だけ他とは色が違うため目立ってしまいます。
このような場合、歯の内側に薬剤を置いて、内側から白くしていくことができます。これがウォーキングブリーチと呼ばれる方法です。
白くなるのはご自身の歯のみです。神経がない歯と言っても、被せ物をしている歯やレジンと呼ばれるプラスチックの詰め物をしている部分は白くなりません。ご自身の天然の歯の表面部分が残っているというのが前提になります。
施術の方法
  • 歯の裏側から穴を空けます
  • 薬が根の先の方に流れていかないように、プラスチックで一層の下地を作ります。
  • 開けた穴にお薬を入れて、しっかりと蓋をします
  • 3の工程を7〜10日ごとに2、3回行います。
  • 色が変わったことを確認し、問題がなければ裏側の穴をプラスチックでふさぎます。
歯のウォーキングブリーチの施術例
患者情報:30代 女性
施 術 :ウォーキングブリーチ
使用薬剤:過酸化水素・過ホウ酸ナトリウム四水和物
施術日数:3日
ホワイトニングの注意事項
・ホワイトイングは天然の歯に対して効果を発揮します。
プラスチックやセラミックの部分はホワイトニングを行っても白くはなりません。
そのため、ホワイトニング後に歯の色の差が出てくることがあります。
また、天然の歯であっても、エナメル質形成不全の場合や、テトラサイクリン歯と呼ばれる場合などは効果が出ないことがあります。
施術の際は事前に歯科医師・歯科衛生士とご相談をしてください。

・日常のお食事やお飲み物(色の濃いお食事やコーヒー紅茶の摂取頻度が多いなど)や喫煙、元の歯の色など、様々な要因によって歯の表面の色はかわります。ホワイトニングの効果に関しては一般的な内容であって、効果の保証をするものではありません。

・ホワイトニング剤が歯周病や虫歯の患部に付着すると症状が悪化する危険があります。そのため、ホワイトニングの施術をする際は、事前にお口の中の状態の確認が必須です。初診時にホワイトニングの受診はお断りさせていただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。

・オフィスホワイトニングの効果は3~6ヶ月ほど、ホームホワイトニングの効果は6~12ヶ月ほど、その両方を兼用して行うデュアルホワイトニングは12ヶ月以上続きますが、いずれもホワイトニング後に定期的なメンテナンスを継続しなければ効果が持続できなります。日々のご飲食で歯の表面にステインが付くことや、ステインの付着によりホワイトニングの薬剤が浸透しなくなることなどが原因となります。